Hanes fik

スウェーデン語の語源やら、読書のことやら、あれこれと。

Åsa: スウェーデンの人名

北欧らしい女性名 Åsa、発音は「オーサ」で、その意味は「女神」です。
古ノルド語で Ás, Áss は北欧神話の「神」を意味していました。詳しくはウィキペディアの「アース神族」の項目をどうぞ。

また、「雷」を意味する åska とも関係があります。「天翔ける神」のことなので。詳しくは拙訳書の åska の項目をどうぞ。

日本で有名なオーサさんといえば、漫画家のオーサ・イェークストロムさんでしょうね。『北欧女子』シリーズ、4冊目まであるんですね!

今のスウェーデンではスウェーデン独自の文字(Ä, Å, Ö)を使った名前は減る傾向にあるのですが、Åsa は健闘しています。呼び名に使っている人は約2万7千人、その平均年齢は49歳、女性名としては第33位の人気だそうです。

 

 ある英語圏のTV番組に Åsa さんが出演していたのですが、そこでは「エイサ」と呼ばれていました。英語だと Asa になるし、そう発音されるんでしょうねえ。
短いし、外国へ行ってもオーサ、アーサ、エイサのどれかで呼んでもらえることがスウェーデンの人名として人気を保っている秘密かな?