ストックホルムの地下鉄
昨年共訳したミステリに、ストックホルムの地下鉄の車両に 入れる鍵が出てくる。この鍵があると、運転室にも入れるとか。
しかし、私は大混乱。 大阪の地下鉄や私鉄だと、運転室は列車の先頭と最後尾にしか 付いていない。 一車両に入りこめたところで、運転室にも入れるとは限らないからだ。
ところが、ストックホルムの地下鉄では、各車両の両端に小さな運転室が ついているのだ。
そして、運転室同士を連結させて一列車にする。 つまり、ひとつの車両が独立しているわけだ。一車両だけでも 走らせることができる(見たことはないが)。
また、ひとつの車両自体は長い。厳密にいうと、ひとつの車両が三つの部分から 成り立っている。 普通は3車両が連結されて一列車となって走っている。 (休日などは2車両と短くなる)
駅に停車した地下鉄の写真。
ドアが開いたところ。
それから小説にもあったように、各車両には名前が付いている。 最初の写真に写っている車両、左が Elise (エリース)、 右が Kajsa (カイーサ)、どちらも女性の名前である。