Hanes fik

スウェーデン語の語源やら、読書のことやら、あれこれと。

マインクラフト小説

日本のアマゾンを見ても、本のカテゴリーにはマインクラフトは ひとつもない。

ところが、アメリカのアマゾンでマインクラフトを検索すると 出るわ出るわ…なのである。

初心者向けの攻略本はもちろん、建築物の写真集なども。 Minecraft Books なんてシリーズもあり、すでに37冊出版 されている。

私がいちばん興味をもったのは、マインクラフトを 舞台にした小説だ。

さきがけはドイツ産のこの小説のよう。

Cubeworld: A Minecraft Novel

アメリカでの出版は2013年6月。

アマゾン掲載の概要によると

マルコが、自分の知らないうちに入りこんだ世界は奇妙だった。 自分が誰なのか、どうやってここに来たのかも覚えていなかった。 しばらくして、やっと何がおかしいのか気づいた。 身の周りのものがすべて立方体でできているのだ。 スケルトン、ゾンビ、殺人キューリ(そんなのいたっけ?) が追ってくる。 どうにかしてこのキューブワールドからの出口を見つけなくては ならない。 ついに恐ろしいエンダーマンと遭遇したとき、マルコは 危機にさらされているのは自分だけではないと悟った…。 推薦年齢 12歳以上。

アマゾンのレビューやランキングを見ると、 なかなか評判は良いようだ。 しかしこれより人気が高そうなのがこちらの作品。

Invasion of the Overworld: A Minecraft Novel

作者はアメリカ人、2013年7月出版。

長年、ゲームナイトはマインクラフトが大好きだった。 素晴らしい建築物をつくり、マルチプレイをし、地図をつくって 楽しんでいた。しかし何よりも彼が好きだったのは オンラインゲーム中に対戦相手に嫌がらせをすることだった。 自称「グリーファーの王」として、彼は自分を喜ばせるために 他人を犠牲にした。 おかげで、彼のゲーム仲間は極端に少なかったが。 しかし、父親の発明したテレポートにより、ゲームナイトは ゲームの世界に送りこまれた。 マインクラフトというデジタル・ワールドで、彼は実際に 冒険することになってしまった。 ここで殺されると、ちゃんとリスポーンできるのかもわからない…。 このゲームから解放されるかもしれないし、反対に本当に死んで しまうかもしれない。 ゾンビやスパイダーから身を守るために、ゲームナイトはもてる技術と 知識をすべて使わなくてはならない。 ゲームの世界で生き延びようと頑張っているあいだにゲームナイトが 見つけたことは、クリーチャーたちは本当に生きていると いうことだった! やがて、マインクラフトの世界だけでなく、現実の世界を 破壊する戦いが始まった。 (以下長いので略…ふうふう)お勧め年齢は10歳以上。

ランキングでは600番台だったので、すごい人気作品 なのだろう。 読者からのコメントには 11歳の息子が夢中になって読んでいた。 ほかのマインクラフト小説も買うつもり。 という親御さんの声が載っていた。

米アマゾンで Minecraft novel を検索すると91件ヒットした。 多いねえ! ユーチューブでは CaptainSparklez たちがつくった高品質のオリジナル・アニメ+歌 "Teke Back the Night" が楽しめる。

もう素晴らしいストーリー(小説)があるわけだから、 マインクラフトの映画化の日も近いのではないだろうか。